続きです。(長くなりそうな予感)

トラブル編って言ったって、まるで今までトラブルがなかったようなそぶりですが、実際林道を抜けて、さあ帰えろうというときにはすっかりそれまでのトラブルのことも忘れて林道満喫モードでしたよ。

ところが、舗装路に出て最初の信号で止まってみるとなんか変・・・右に曲がって帰ろうとしたが、すぐ左側にあるスタンドで給油。

<第三の試練>
またしてもフロントタイヤのパンク。
実は俺パンク王かも・・・
日に2回パンクというのはぜんぜん初めてじゃなかったりするし、ADVもこれでパンク4回目。給油したついでにガソリンスタンドのピットを不法占拠。
パンクの原因は前回のいい加減なパンク修理。
パッチがはがれてそこからシューシュー・・・トホホ。
猛暑の中、2回のパンク修理はかなり体力消耗したが、何とか試練を克服。

パンク 2回目

あとはお約束の夕立か??と半分ネタの為に期待してたりしたのですが、結局この日は雨振らず。雨男NISSYさんも派手にコケて雨降らすパワーが落ちていたのか??w
なんてくだらないことを考えながら走っていると、どうもクラッチの引きがあまいような・・・(油圧クラッチなので引きが甘いのではなく押しが甘いんだけど)


NISSYさんと別れて福知山あたりまでR9を戻ったところでいよいよクラッチがダメになってきた。家までまだ100キロあるし・・・涙

<第四の試練>
R9脇ににバイクを止めてIMPALAにTEL。
クラッチのオイル漏れの可能性が高いとのことで何でもいいから液体を入れろとの指示。
※ブレーキオイルは腐食させるのでNG。エンジンオイルでも、最悪水でも良いらしい。お勧めはATF(Automatic Transmission Fluid)。

ATFならスタンドで手に入る。とりあえずスタンドのあるところまで切れにくいクラッチで移動。スタンドのおじさんとお兄さんに無理言ってペットボトルに半分ほどATFを分けて貰う。200円也。

ここから約3時間クラッチ復旧作業。
何度もIMPALAの社長に電話しながらひたすらクラッチニギニギ、ナット開け閉めを繰り返す。
去年の日帰り坂内ツーリングでRMXのラジエター液漏れサーモスタッド死亡事件を思い出す。奇しくもあの日と同じメンバーww
既にあたりは真っ暗。自販機の明かりに集まってくる虫を払いながらの作業。
しかし、いくらやってもスカスカのレバーに重みが戻ってこないのは、本来のエア抜きバルブが固着して回らず、ホースの付け根のナットを回してエア抜きしようと試みたからか??

クラッチ死亡

去年に引き続き作業を手伝って暮れたTAD(チーム安全第一)のお二方、閉店後に携帯電話で作業指示をしてくれたIMPALAの社長に感謝。でもダメでした。第四の試練克服できず・・・
去年のあの悪夢の日と同じようにADVを置き去りにしてスーのWRにタンデムで帰るのか?俺・・

でもこんな暗闇の中において帰る訳にも行かず。とりあえずスタンドかコンビにに預かってもらおうとエンジンを掛ける。


停止状態からの発進は不可能なので180キロの巨体を押して飛び乗りその惰性で一速に無理やり入れてスタート!!!
<第五の試練>
ノークラッチ走行。
なるべく信号につかまらないように遠くから青信号にタイミングを合わせるようにスピード調整。
登りの赤信号ではもはや発進不可能。
でも3時間粘ったおかげで9号線の交通量は思いのほか少ない。
それより何よりこの道ほとんど信号ないし!!!
もしかしてこのまま帰れたり?とにかく行けるとこまで行こう。

途中で京都縦貫道に乗って奇跡的にほとんど止まらないまま(それでも5回くらい止まった)自宅のある高槻まで到着。Kさんちの近くのバーミアンでおそい夕食。

クラッチがなくても絶妙なルート取りと深夜の交通量の少なさに助けられて帰ってこれたぜすげーとか言いながら。わが街まで来たのですっかり安心。

しかし・・・ここからが第6の試練
家まであと5キロって距離なのに、いったい何個信号あんのよ!!!!
10回以上押して飛び乗って汗だく・・・3回エンスト。車多いし・・・

でもなんとか無事帰ってこれました。
めでたしめでたし^^

という訳で現在ADV不動です。ADVMまでに修理しないと・・・



しかし 長いな・・・